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1977年12月10日
2015/09/241970年代
京都ゲヴァントハウス合唱団結成記念公演
京都西陣ホール
バッハ「モテットI・VI」
ブラームス「愛の歌」「ジプシーの歌」
林達次 ご挨拶文
人間が存在する限り人間の声があり、声がある限り歌があります。声楽こそは、人間とともに永遠の生命力があるものです。ーーーーーーーーーその異なる個性が集まりアンサンブルを作り上げる合唱芸術は、あたかも貴重な織物にも例えられます。このたび京都の西陣会館の西陣ホールを根拠とする理想的な合唱団が誕生いたしました。
ドイツのゲヴァントハウス( ドイツ語で織物会館のこと) がその中にメンデルスゾーンたちにより輝かしい音楽の歴史を作ったように、日本のすばらしい文化を創り上げたこの西陣の地の栄光と、その現代におけるルネッサンスの再来を願い、その名ゲヴァントハウスを借称した次第です。全ての芸術がそうであるように、合唱団の完成にも永い時間と努力の集積が必要です。この団が理想的なものになるまで、何とぞ長い目でご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
常任指揮者= 林達次